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【ニュース】凸版印刷、小学校向けの新しい学習支援システムの実証研究を開始

 研究員の為田が、主にコンテンツ開発、導入支援などを中心にプロジェクトに参画しています、凸版印刷様の学習支援サービス「やるKey」について、リリースが出ました。

凸版印刷、小学校向けの新しい学習支援システムの実証研究を開始|凸版印刷

凸版印刷、小学校向けの新しい学習支援システムの実証研究を開始
~努力する力を育み、「人財」育成を支援する学習支援サービス「やるKey」の開発を推進~

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、児童が学習を通じて「努力する力」を高めることができる、小学校向けの新しい学習支援サービスの実証研究を慶應義塾大学総合政策学部の中室牧子准教授、茨城県古河市および東京都福生市のそれぞれと、2015年5月より開始します。
 さらに、これら実証研究の結果を踏まえ、学習支援サービス「やるKey」として2015年11月からサービス提供をする予定です。
 実証研究を進める学習支援システムでは、子供たちがタブレット端末で、学校の単元に沿った学習を行いながら、努力する力を高めることを目指します。
 具体的には、学校で活用するタブレット端末を家庭でも使用し、児童が自分で目標を立て、教科書の内容に沿った演習問題(デジタルドリル)に取り組みます。解答と自動採点の過程で、どこが誤ったのかだけでなく、どこでつまずいているかが判定され、児童ごとに応じた教材が提供されます。さらに、児童の習熟度や学習時間を教員が把握し、声がけや指導改善の材料にできる機能も提供します。これにより、分からないことが分かるようになる喜び、目標を達成できた喜び、認められる喜びを通じて、努力する力の醸成と学力の向上をサポートします。


 コンテンツ面でのディスカッションでは、どこでつまずいているかの判定を自動化し、児童ごとにアダプティブに教材を提供します。また、それを先生方に見ていただき、授業前のレディネスの判定や、授業中の声掛け、宿題などを通じての理解度の把握などに活用していただきたいと思っています。